スポーツ・習い事は何歳から?

子どもには成長にあわせた指導が必要です

コーチ「KEIKO」のワンポイントアドバイス

成長期の子どもには、急激な体の変化が起こります。
「1年で身長が10cm伸びた」「声変わりでこの間まで出せていた高音が出せなくなった」などはよくあることです。
成長過程で変化の真っ只中の子どもに対して、それに応じた指導を周りの大人がすべきといえます。

こちらのページでは、子どもたちが、どの時期にどのような成長をしているのかを説明します。その成長に合わせて、その時期に一番吸収しやすい運動をすることが大切になってきます!

体の発達に見るスポーツの習い始めの時期

誕生から成熟期までの発育量を100%とした割合

右の図はアメリカの学者・スキャモンによって発表された「スキャモンの発育曲線」です。
スキャモンの発育曲線は、20歳時の発育を100%として、4つの系統の発達具合をグラフに表しています。

一般型:全身の外形、呼吸器、消化器、腎臓、心臓、脾臓、呼吸器、筋全体、骨、血液

神経型:脳、脊髄、視覚器、頭径

生殖器型:睾丸・副睾丸、卵巣・子宮、前立腺

リンパ系型:胸腺、リンパ節、間質性リンパ組織

このなかで運動能力に深く関わるのが神経型です。
神経系統は生まれてから5歳ごろまでに80%まで成長し、12歳でほぼ100%に達します。
この時期は、神経系の発達が著しい年代であり、さまざまな神経回路が形成されます。
そして、神経経路は一度できると消えることは滅多にありません。
何年も乗っていないのに、自転車や車の運転を体が覚えているのはそのためです。

神経が発達し、100%に達するまでの4~12歳までの間に神経回路へ刺激を与え、いろいろな運動をさせることは運動能力の向上に大きく役立ちます。
スポーツを子どもに習い始めさせる時期としては、神経の発達の面を考えるとこのころが最適といえます。

コーチ「KEIKO」のワンポイントアドバイス

できるだけ早いうちから、沢山の動きを経験することがひじょうに大切です!!
運動あそびを沢山経験している子ども達は、やはり巧みな動きをよくします。

年代別の子どもの成長の違い

子どもの成長において「ゴールデンエイジ」という言葉を聞いたことはないでしょうか。
それは9~12歳の大脳の可塑性(一度特定の機能を獲得した神経細胞がほかの機能を獲得する性質)が比較的高く、動作習得の条件もピークに達する時期を指します。

「ゴールデンエイジ」のように、子どもの成長には各年代でそれぞれの特徴があります。
こちらでは、そうした年代別の子どもの成長の違いを紹介します。

「プレ・ゴールデンエイジ」(4~8歳ごろ)

[画像]「プレ・ゴールデンエイジ」(4~8歳ごろ)

神経回路が80%まで形成され、急激な成長を迎える時期です。
運動能力の基礎は、この年代で形成されます。
つまり、この年代の子どもたちには特定のスポーツをさせること以上に、たくさん体を動かせてあげることが大切です。
何かを教え込もうとするのではなく、子どもが興味を示したことをとことんさせてあげましょう。

現代の子どもが昔に比べて運動能力が下がっているといわれる所以としては、この時期に外で遊ぶ機会が減少していることが挙げられます。
4~8歳の子どもには、さまざまな運動をさせてあげましょう。

「ゴールデンエイジ」(9~12歳ごろ)

[画像]「ゴールデンエイジ」(9~12歳ごろ)

神経系の発達がほぼ100%になるため、動きの習得にもっとも適した時期といえます。
運動において何でも即座に短時間で習得できることから、「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。
スポーツで重要となる基本技術も、プロのような高度なテクニックもこの時期に覚えさせましょう。
9~12歳のときに覚えた技術は大人になってもずっと身に付いているといわれるだけに、何でも吸収させてあげてください。
また、精神面でも自我が形成されてくるころだけに、戦術や状況判断などを考えさせるには最適です。

反対に筋肉は未発達なため、パワーやスピードに関しては要求できません。
筋トレの要素よりは、テクニックの面を重視すべきです。

ポストゴールデンエイジ(13~15歳ごろ)

[画像]ポストゴールデンエイジ(13~15歳ごろ)

ゴールデンエイジが過ぎ去り、体格が大きく変わり始める時期です。
骨格や筋力が急激な発達を見せることで、パワーやスピードが備わってきます。
その反面、新たな技術の習得には不向きであり、「Clumsy(クラムジー)」とも呼ばれています。
今までにできていた技術が一時的にできなくなることもあるので、技術の上達に関しては時間がかかるかもしれません。

また、戦略的な理解が深まる時期なので、実戦を交えた指導が効果的です。
課題を与え、それに対して自身でクリアできるように背中を押してあげましょう。

コーチ「KEIKO」のワンポイントアドバイス

時期に適した指導は保護者の方の務めです

プレゴールデンエイジの頃から、ひとつの種目にとらわれず、沢山の運動を経験することが大切になります。また、子どもは、それぞれの時期で異なる成長を遂げています。その時期に適した運動をさせてあげることが親の務めであり、将来の子供の運動能力にも関わってきます。
子供のスポーツ教育を行う「ERUTLUC」では、年齢に適した指導を実践。多くの子供たちがスポーツによって成長する姿を見てきました。これからもより多くの子ども達の成長を手助けできればと思います。

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